オリコミタイムズ

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見られても来ない時代、バズったのにつぶれる店の共通点

飲食店を知るきっかけの1位はInstagram(71.1%)。ところが、SNSで見て月1回以上来店するのは10%未満にとどまる(COLLINS調べ、2025年)。バズれば客が来る——そう信じて広告費を投じた店が、来店数の伸びに苦しんでいる。認知と来店は、別の話だ。

バズっても来ない──SNS認知の限界

Instagramで知っても「また今度」で終わる

Instagramで見た店を行きたいリストに追加したまま、結局行かない。そんな体験をした人は多いはずだ。調査では、飲食店を知るきっかけとしてInstagramが71.1%で首位に立つが、来店に結びつくケースは少ない。SNSで見て月1回以上来店するのは10%未満という数字が、その現実を示している。認知はゴールではなく、スタートラインにすぎない。

インフルエンサー頼みが裏目に出る理由

44.5%のユーザーは「よく見るグルメ系インフルエンサーのアカウントはない」と回答しており、インフルエンサー一本頼みの集客は再現性が低い。バズは一時的だ。来店は継続的に仕掛けなければ生まれない。話題になった瞬間の来客が落ち着いた後に、次の手がなければ店は静かになっていく。

バズったのにつぶれる店の共通点

「知られる」ことに全力で「思い出させる」仕組みがない

バズって終わる店には共通点がある。「知ってもらう」ことに全力を注ぎ、「思い出してもらう」仕組みを持っていない。SNSで認知された瞬間は強力でも、時間が経てば記憶は薄れる。次に行く店を選ぶとき、消費者の頭に浮かぶのは「最近よく見かける店」だ。一度のバズより、繰り返しの接触が記憶をつくる。

口コミが2位である理由が来店の本質を教えてくれる

飲食店を知るきっかけの2位は「家族や友人からの口コミ」(49.2%)だった。Instagramより数字は低いが、来店への転換率では口コミが圧倒的に高い。信頼関係が来店を決める。バズは信頼を生まない。知人から「あの店よかったよ」と言われた一言が、来店という行動を引き出す。

来店を生む広告と生まない広告の差

「見つけてもらう」より「思い出させる」が来店を決める

来店を決めるのは、偶然の認知より繰り返しの接触だ。「そういえばあの店、行ってみようか」と思い出させる仕組みが、来店を生む。毎週届くチラシ、ポストに残る一枚——目に触れる回数が増えるほど記憶に定着し、来店のきっかけが生まれやすくなる。SNSで一瞬バズるより、毎週手元に届く広告の方が来店には近い。

来た客が口コミを生み、口コミが次の来店を呼ぶ

来た客が「よかった」と話すことで、家族や友人への口コミが生まれる。口コミ2位の数字が示すように、信頼ある他者の一言が来店を決める。バズを狙う前に、来た客に「また来たい」「人に勧めたい」と思わせる体験設計が先だ。バズは入口、体験が口コミをつくり、口コミが次の来店につながる。

地域ビジネスが来店を増やす広告の設計

同じ商圈に繰り返し届く媒体が地域では強い

地域ビジネスにとっての広告の目的は「バズ」ではなく、同じ商圈の人に繰り返し覚えてもらうことだ。折込チラシは毎週同じエリアに届き、「そういえばあの店」という記憶の積み重ねをつくる。SNSが認知を一瞬で広げる一方、チラシは記憶を持続的に更新する。両方の役割を理解して使い分けることが、来店を増やす設計になる。

バズらなくていい、思い出してもらえる店になる

チラシで特売情報を伝えるだけが集客ではない。店の雰囲気、季節のメニュー、地域への思い——そういった情報を積み重ねることで、読んだ人の中に「あの店、行ってみようか」という気持ちが育つ。バズらなくていい。地域で「思い出してもらえる店」になることが、長期的な集客の正解だ。

まとめ

バズっても来ない、知られてもつぶれる——その共通点は「認知」を「来店」に変える仕掛けがなかったことだ。来店を生む広告は、一瞬の露出ではなく繰り返しの接触から生まれる。地域ビジネスに必要なのは「バズ」ではなく、「思い出してもらえる関係」をつくる広告戦略だ。SNSで認知を広げながら、折込チラシで記憶を積み重ねる。その組み合わせが、来店を増やし続ける地域密着の集客設計になる。

オリコミトライでは、地域に根ざした折込広告の企画・配布をサポートしています。来店につながる広告の設計をお考えの経営者の方は、ぜひ一度ご相談ください。

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