オリコミタイムズ

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福袋の翌日から差がつく!年始折込が試される本当のタイミング

元日から三が日にかけての初売り、そして福袋商戦。
年始最大の山場が終わった直後、多くの売り場では来店数が一気に落ち着きます。
この瞬間に「年始はもう終わり」「ここからは閑散期」と判断してしまうと、実は大きな売上機会を逃すことになります。

なぜなら、福袋の翌日からこそ、年始販促の本当の勝負が始まるからです。
派手な消費が落ち着いたこの時期、消費者の頭の中では“次に何を買うか”の整理が静かに進んでいます。
年始折込は、その思考プロセスに入り込める極めて貴重な接点です。

福袋終了後に切り替わる消費者心理

福袋期間中の購買は、勢いと高揚感に支えられた「お祭り消費」です。
多少の迷いは無視され、「今しかない」「得だから」という理由で判断が進みます。

しかし福袋が終わった瞬間、消費者の心理は一気に冷静さを取り戻します。
無駄な出費は避けたい一方で、生活に必要なものまで我慢したいわけではありません。

福袋後の消費者は「理由があれば買う」状態

この時期の消費者は、
「本当に必要なものだけを選びたい」
「正月で使ったものを補充したい」
「出費は抑えたいが、生活の質は落としたくない」
という現実的な判断軸に移行しています。

重要なのは、ここが“買わない心理”ではなく、
「納得できれば動く心理」だという点です。
年始折込は、その納得材料を提供できるかどうかが問われます。

初売り後需要は見えにくいが確実に存在する

初売り後は来店数が減るため、需要そのものが消えたように感じがちです。
しかし実際には、消費は消滅したのではなく、形を変えて続いています。

正月が明け、通常の生活リズムに戻る中で、
消費者は自分の暮らしを改めて見直し始めます。
食品や日用品の在庫、防寒対策、生活環境の快適さなど、
「そろそろ整えておきたいポイント」が次々と浮かび上がります。

初売り後需要の本質は「計画型消費」

この時期の需要は衝動的ではありません。
「近いうちに必ず買うが、今すぐでなくてもいい」という計画型の消費です。
だからこそ、検討段階で情報に触れているかどうかが、最終的な購買先を左右します。

折込チラシは、消費者の頭の中に
「買うならこの店で」
という選択肢を残せる媒体です。

年始折込に求められる役割は“納得の設計”

このタイミングでの折込に、初売りのような派手な演出は必要ありません。
割引率や煽り文句を前面に出しすぎると、冷静になった消費者の感覚とズレてしまいます。

年始折込で重視すべき視点

消費者が知りたいのは、
「なぜ今買う意味があるのか」
「今の生活にどう役立つのか」
「価格と価値のバランスは適切か」
といった判断材料です。

折込チラシは、これらを一度に整理して伝えられる強みがあります。
スマホ広告のように流れて消えず、家庭内で何度も目に触れることで、
購入判断を静かに後押しします。

正月明けに立ちはだかる“先延ばし心理”

正月明けは、消費者が「また今度でいいか」と考え始める時期でもあります。
忙しさが戻り、支出を一度引き締めようとするため、判断は後回しにされがちです。

この先延ばし心理が定着すると、
「必要だとは思っているが買わない」状態が続き、購買は遠のきます。

行動を促すための考え方

重要なのは、無理に急がせることではありません。
「今なら自然に買える理由」を提示することです。

寒さが本格化する前の準備や、
生活リズムが戻った今だからこそ整えておきたいポイントを示すことで、
消費者は納得したうえで行動に移ります。

年始折込は売上回復と次の商戦への布石になる

福袋や初売りは非日常の売り場です。
しかし年始折込が向き合うべきなのは、日常に戻った消費者です。

日用品の定番回帰、価格帯の平常化、生活密着商品の再訴求を丁寧に行うことで、
「正月が終わっても使いやすい店」という印象を残すことができます。

この印象は1月後半の売上だけでなく、
2月・3月の商戦で思い出してもらうための重要な土台になります。

まとめ:福袋の翌日から、静かな勝負が始まっている

福袋後の消費者は冷静ですが、購買意欲が消えたわけではありません。
初売り後需要は派手ではないものの、確実に存在します。

年始折込に求められるのは、
派手さではなく納得感、
煽りではなく理由づくりです。

消費者が「本当に必要なものだけを選ぼう」と考え始めた瞬間に、
きちんと“買う理由”を提示できるかどうか。

福袋の翌日から差がつく――
年始折込が試されるのは、まさにこのタイミングなのです。

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