そういえば新聞っていつからあるの?
みなさんは、新聞がいつから存在しているかご存じですか?
江戸時代の瓦版などは聞いたことがあるかもしれませんが、現在の新聞の形が確立された起源にについて深堀りしていきたいと思います!
起源は江戸時代の瓦版?
日本の新聞の起源は江戸時代の「瓦版」にさかのぼります。瓦版は木版で印刷され、天変地異や大火、心中などの事件の速報記事を掲載していました。街頭で大声で読みながら売り歩かれていたため、「読み売り」とも呼ばれていました。世界的には、新聞の起源は更に古く遡ります。9世紀の中国の唐で、出来事を記した随筆風の文書に「新聞」という名が付けられたのが初出とされています。しかし、現代の新聞のスタイルとなる日刊紙は、17世紀に欧州で誕生しました。世界最古の日刊紙は、1650年にドイツのライプチヒで創刊された「アインコメンデ・ツァイトゥンゲン」とされています
昔は木に文字が書かれていたってこと?
日本で最初の新聞は横浜毎日新聞?
近代的な新聞の登場は幕末から明治初期にかけてです。東京日日新聞が一番最初の新聞と言われることが多いですが、日本最初の日本語日刊新聞は1870年(明治3年)に創刊された「横浜毎日新聞」でした。その後、「東京日日新聞」(現在の毎日新聞の前身)や「読売新聞」、「朝日新聞」などが次々と創刊されました。
東京日日新聞が最初の新聞とは聞いたことがあるけど違ったのかー。
最も発行部数が多い?
日本の新聞が世界で最も発行部数の多い国になった理由は、以下のような要因が複合的に作用した結果です:
- きめ細かい宅配制度:早朝に規則正しく届く効率的な宅配システムが確立されています。
- 高い教育水準:日本の平均的な教育水準の高さが、新聞購読の習慣を支えています。
- 定期購読の文化:横並び意識による定期購読の習慣が根付いています。
- 活字文化の浸透:幅広い活字文化の土台が、新聞購読を支える基盤となっています。
- 高齢化社会:65歳以上の高齢者が人口の約3分の1を占め、従来のメディアである新聞を好む傾向があります。
- ITの対応の遅れ:日本社会全体でのデジタル化の遅れが、紙媒体の新聞の需要を維持しています。
- マーケティング戦略:価格設定や景品など、効果的な販売戦略が採用されてきました。
- 中産階級向けのコンテンツ:政論よりも均質な記事を求める中産階級をターゲットにした内容が支持されています。
これらの要因により、日本の新聞産業は世界的に見ても稀有な「新聞大国」としての地位を維持しています。ただし、近年では購読数の減少傾向も見られ、2001年から2014年の間に1世帯当たりの新聞購読数は1.12部から0.83部へと減少しています。
まとめ
その時代に沿って変化していき、今の新聞という形が成り立っています。
瓦版から始まった新聞の原型も下記の様な理由で更に発展いたしました。
①1859年の開国以降、外国商人や日本人の間で貿易情報や海外ニュースへの需要が急増しました。
②明治維新後の政治的変動により、時事ニュースへの関心が高まっていました2。
③横浜の富商たちが資金面で協力し、当時の神奈川県知事が近代新聞の必要性を説いて創刊を後押ししました。
④洋紙への活版印刷という、当時としては画期的な技術を採用しました1。
⑤貿易や商法に関する知識の啓発を目的とし、両替相場や輸出入品の情報など、実用的な内容を提供しました。
⑥紙面を欄で区切るなど、現代の新聞に近い形式を採用し、読者にとって分かりやすい構成でした。
これらの要因が相まって、「横浜毎日新聞」は日本初の日刊紙として成功を収め、その後の日本の新聞産業の発展に大きな影響を与えました。
オリコミトライならすべてお任せ
オリコミトライならお客さまの業種・チラシの目的・ターゲットの動きなどを考えた最適な折込プランをご提案いたしますので、効果の高い折込が期待できます。
新聞折込に関して不安や疑問があればお気軽にお問い合わせください。